久野 和人ここ数年、どの企業も求人という問題に関しては頭を抱えています。
特に中小企業は求人広告を出しても一人も応募がないなんてことはザラ。
ほとんどお金をドブに捨てている状態の会社も少なくないんじゃないかと思います。
また、人員不足はサービス低下や過重労働、管理不足といったことを招き、その結果客離れや離職率を上げることにもつながっていきます。
こうなれば今後企業は求職者を集めるためにどれだけ魅力的な会社を作れるか？
また、どれだけ良い人材を育てるシステムを持っているかが重要になってきます。
そう。
今は育成力が試される時代なんですね。
特に接客販売を主とした小売業・サービス業は『人』の力が業績に直結します。
しっかりした人の育成がないままいくら集客に力を入れてもお客様を取り逃すだけでなく、逆にマイナスイメージが広がることにもなりかねません。
戦後日本は復興に向けて製造に力を入れてきました。
そのため『製造大国』ともいわれ、made in japanは一つのブランドまでになりました。
しかし、同業者が溢れ、生き方も細分化されさまざまな形態を取るようになってきたため、同業品種や代替え商品・類似サービスは山のようにでき、今は消費者に選ばれるのが困難な状態です。
その上、ネットでの販売が一般に普及したこともあり、実店舗はサービス力・接客力・販売力が大きく売り上げに影響しています。
それらはそこに勤務する『人』次第ですべてが決まるんです。
ですから、有益な人材を育成・指導する力、そしてその人達が長く勤続できるものを創造する企業が今後どんどん差を付けていくようになります。
そして、それが真のブランドになっていく・・・そんな気がします。
企業とは「人を止める業（わざ）」と書きますからね。
土台がしっかりしていないといい建物はできません。
長く繁栄していくためにも、目先の売上だけに追われるのでなく、是非この辺りもじっくり取り組んでいってもらいたいなと思います。
久野 和人
無類の音楽好き。趣味は楽器を弾くこととバス釣り、読書、映画鑑賞。このブログでは、仕事や趣味などから日々気付かされることを書いていきたいと思います。
時には役立つことや元気を与えることもあるかも（笑）
興味のある人は気楽に見ていってくださいね。
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