定位置が物語るもの

半年前に病気で入退院して以来、自分の中で“お決まり”になっている行動ルートがある。

そのひとつが毎日のように通っている喫茶店。

最初は読書や考え事をするのに自宅や事務所ではマンネリ化するので、ちょっと雰囲気を変えたくて行ったんだよね。

 

そしたら、程よい照明の中で、アンティークなテーブルセットに心地よいJAZZがかかっていてね。

とっても雰囲気がよく、それによって発想もよく回るんで、今ではほとんど毎日の日課のように通うようになっているんだな。

 

ただ、そんな調子でこの半年間そのお店に通い出すことで、あることに気付いたんだ。

 

それは、

ほぼ毎日同じ時間に決まってお店に来るお客さんって、みんな多かれ少なかれどこか病んでるんじゃないかって・・・(スイマセン)

 

どことなく挙動不審な人、少し陰りのある人、どことなく世捨て人みたいな雰囲気を持つ人・・・

そして、俺(苦笑)

 

俺の場合、生活に支障はなかったけど、病気になって体に無理が利かなくなったことで、これから先本当に自分のやりたいことは何か迷っていたし、この機会にすべてを見直したいって思っていたからね。

そういう意味では病んでるでしょ?

 

最初は確証を持てなかったんで、ひょっとしたら病んでるのは俺だけで他の人は全員健全だったりするかもと考えることもあったんだけど・・・やっぱりどう見てもそういうふうには見えない。

 

それにこの現象はこの店でだけでなく、よく行く整骨院や銀行、スーパーでも同じような傾向が見て取れたんだ。

 

だから、不思議に思ってね。

何でそうなるのか?って自分を対象に仮説を立ててみたんだよね。

 

で、出た答えが、

人間精神が不安定になると少しでも安定した思考を保つために(健全性を保つために)定位置っていう存在が必要になってくるんじゃないかって。

 

 

毎日同じ位置で物事を見る。

 

そうすることでブレたり、振り回されることなく、常に冷静に一定の間隔で物事に接することができる。

 

つまり、自分の置かれている状態や現状が冷静に把握できるってことなんだな。

この状態が欲しいがために自分の生活の中に定位置を確保するんじゃないかってね。

 

まあ、勝手な仮説だけど。

 

でも、実際俺はそうすることで随分頭の整理がついて、次に向けての突破口を見つけることができたからね。

 

もし、そうだとしたらお店の常連さんってみんな大なり小なりそういうものを求めている人なのかもしれないなって。

 

そう考えると商売のやり方やお客さんへの接し方、お店の存在意義や価値も変わってくるでしょ?

 

面白いよね。

 

 

目の前に起こる現象っていうのをどうとらえるか。

これだけでビジネス指針の重心自体も変わるから、あながち軽視できないよね。

 

 

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久野 和人

久野 和人

代表取締役有限会社リボン
有限会社リボン代表。販売員を派遣するセールスプロモーション会社の経営と販売研修講師や接客実践指導、売場コンサルティングを全国で展開中。
無類の音楽好き。趣味は楽器を弾くこととバス釣り、読書、映画鑑賞。このブログでは、仕事や趣味などから日々気付かされることを書いていきたいと思います。
時には役立つことや元気を与えることもあるかも(笑)
興味のある人は気楽に見ていってくださいね。

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