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デタラメな創業当初の話 その2 心ある誰かの力

 

設立13年目を向かえたこともあって、昨日ちょっと当時のことを書いてみたんだけど、自分でもすごく懐かしく思えたので今日はその続きを書いてみたいと思います。

前回の記事 デタラメな起業当初の話 その1

 

全く未経験の業種でお客さんもノウハウもないまま起業。

設立当初アテにしていた仕事がお金にならず、その後必死に営業を繰り返して、もう資金が底を尽きるという頃になってようやくホテルの配膳スタッフの派遣の契約を取り付けた。

 

 

そこまではよかったんだけど・・・

 

問題はまだまだ続くんだよね(苦笑)

 

 

実は、ようやく取れた受注はホテル内にある格式高い名門の和食レストランの仕事でね。

仕事はほぼ個室での座敷対応なわけ。

 

超VIPとかも利用するんで作法にも厳格でね。

契約時にも担当者から「そちらでは和式作法はみなさんある程度できますよね」って確認されたんだけど。

 

 

俺、全く知らないくせに「ハイ」って言っちゃったんだよね(笑)

 

 

人間、食っていくためには何でもするんだよ。ホント。

だって、その時は作法を知らないってだけでなく、働くスタッフさえまだ1人も集めていなかったんだからメチャメチャだよね。

 

もう、限りなく詐欺に近い(爆)

 

 

でも、経験も実績も何もない人間は何としてでも全力で食らいついていく・・・

これしかないんだよね、道を開けるには。

 

 

そうすると心ある誰かが力を貸してくれる。

そういうもんじゃないかと思う。

 

待っていても、他人をあてにしていてもダメなんだよね。

 

 

ということで、2週間後までに年末年始も勤務できて和室作法もできるスタッフを10名集めなきゃいけないことになったわけです。

 

 

しかし、ここですぐさま問題が3点発生。

 

残りわずかな資金はスタッフを集めるためにちょっと条件面を良く書いて求人広告に投資するとして、

 

1)実家の二階が事務所代わりだったんでどこで面接をするのか?

2)2週間以内にどうやって完璧な和式作法を習得するのか?

3)そのスタッフの研修はどこでするのか?

 

それを至急考えなきゃいけなくなった。

 

 

で、いろいろ考えた末、まず面接はホテルのロビーで行うことに。

 

喫茶店とかではお金がかかるからね。

そんな余分なお金なかったもん。そん時は。

 

でも、ロビーはいつも人でいっぱいで席が空いていないんだよね;

 

だから結局は最寄り駅のロータリーに車止めて、ちょっと事務所が立て込んでるんでとか何とか言って、車の中で面接してた。

 

今考えたら、相当怪しかったと思う。

だって、面接とか言って見知らぬ男に車に連れ込まれるんだよ。

応募者のほとんどは女性だし、こっちはこういう風某だからね(笑)

絶叫されたって文句言えない;

 

よくみんな断わってこなかったなと。

 

たぶんこっちの必死さが異常値だったのと、勤務日まで間がなかった・・・それで救われたんだと思います。

 

まあ、とにかく2週間でなんとか10名は集めたんだよ。

 

 

で、お次は和室作法の問題。

 

いろいろ本も買ってきて片っ端から読んで勉強したんだけど、何しろやったこともないから自分のやることが正解なのかどうか自信がない。

周りに知ってる人もいなかったしね。

 

でも、今さら知りませんなんて絶対に言えない;

 

結局いろいろ考えた末、お店の女将さんに「基本的なことはこちらで教えますが、そちらのお店特有のやり方があると思うので一度お店での作法をビデオ撮影させてもらえませんか?それを元に全スタッフに伝達しますので」と体のいいこと言って、お昼休みの時間にお店の一部屋にスタッフ全員を集めてその前でビデオを撮らせてもらいました。

 

もう、完全に騙しですね(汗)

 

 

でもね。その女将さん、知ってたと思うんです。

僕が何も知らない素人だってこと。

 

 

だって、その時基本的なことを含めて全部丁寧にみんなの前でやってくれましたから。

 

 

たくさん本も読んで臨んでいましたが、やっぱりプロから見たらにわかの知識だってことわかるんでしょうね。

「そんなとこまで」っていうほど基礎的なことから全て教えてくれました。

 

 

しかも、自分はお昼休憩なのに食事も取らず・・・

 

 

もうね、泣きそうでしたよ。

ただただ感謝でした。

 

終了後、「ありがとうございました」と深々とお礼したら、女将さん「いいですよ(わかってますよ)」って笑ってましたから。

その時、ウチの会社への期待と同時に責任を感じましたね。

 

 

とにかく、当時のことを考えると今も支配人や女将には頭が上がりません。

こうやっていろんな人や運に助けられたおかげで今も会社を運営できるようになっているんです。

 

これがウチ(有限会社リボン)の始まりなんですね。

 

 

 

しかし、改めてこんな風にブログで書くと自戒の念を込めることになりますね。

忘れちゃいけないものもあるってことです。

 

ホントにいい機会をいただきました。

 

しつこいようですが、またこの続きは機会を見て後日書いてみたいと思います。

では。

 

当初ホテルの派遣で集まってくれたみんなです。この場を借りてあらためて「ありがとう!」

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久野 和人

久野 和人

代表取締役有限会社リボン
2005年10月に『店頭プロモーションに特化した広告代理店』有限会社リボンを設立。
事業にしても趣味のバンドにしても、個性あるカッコいいスタイルで、ファンに熱く支持されるものを作りたいと日夜爆進中(笑)
現在、全国の企業やイベント、商工会議所で販売に関するセミナー研修を展開中。
このブログでは、そんな日々の中で気付いたことや取組み、あと趣味の度を越えた音楽のことなどを綴っています。
時には役立つことや元気を与えることもあるかも(笑)
興味のある人は気楽に見ていってくださいね。

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